王子ビンビン物語 ストーリー

それからというもの・・・・・・。
王子と白雪姫の夫婦生活は、冷えていったのであります。
ダイアナとチャールズだってうまくいかないこのご時世。
ハンサムと美女っていうのは、 はためで見る程、うまくいかないのですね。
まして一国一城の王子。ハンサム+金持ち= 女にもてる。これは当然の数式であります。
この式が成り立つ王子ですもの、女がほおっておきませんわな。
まして、この王子の家系 「紀伊国屋家」というのは代々女好き。
「私は、コレで領土を失いました」とか、「私はコレで 小指を失くしました。おっと小指がなければ立てられない。」なんていうご先祖様がワンサカ いる家計なのです。
血は争えないもので、王子も海綿体ビンビンの性格でした。
白雪姫だっていくら王子に助けられたといっても、あれから五年。
毎日毎日ダンナの浮いた 話を聞いてりゃいいかげん怒りますよ。ホントに。
だから今度の家出、いや「城出(しろで)」 だって待女達は、口には出しませんが『当然ね』と思っていたんですよ。

でも王女エリザベラ、たいそう心配しておりました。
このままではご亭主である国王と同じ アンポンタンで、助平で国民からバカにされる王様になってしまうと思ったからです。 バカにされるのはいいのですが、ナメられてしまっては、税金の回収が悪く国の運営に支障を きたすのです。
又、もしかすると思いっきりナメられてクーデターでも起こされたら、それこそ命 取りです。
そんな、こんなの悩みの種と、そろそろ出てきた更年期障害のせいでエリザベラは ブチッと切れてしまったのです。 「姫のおらぬ王子は王子に非ず。今後、姫を連れ帰る迄、王子は王家の人間ではない。 故に王子を国外追放と処す」と、おふれを出して王子を国外に追放してしまった。
まあ、シシは、谷に子供を突き落とすってやつですな。
王子は王子で「フン!クソババァー!白雪をつれてくりゃいいんだろう。連れてくりゃ! ヘン!連れてくるワイ。そしたら俺が王位について養老院に送ったるからな!」と、悪態をつき つき姫を捜しに行ったのです。
さぁ!今までの酒池肉林のフルコース、食い放題をしてきた軟弱王子よ。 海越え、山越え、ワープして、白雪姫を連れ戻せ!

あっそうそう。その王子ってのはアナタのことですのでヨロシク。



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